いつまで鬱で悩んでるの?

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自身の鬱体験と、鬱持ち引きこもりでも稼げるか?の挑戦日記

【受験は暗記が9割】僕がセンター4割→8割になった超具体的な方法

現役国立大学生のSmith♪です。

 

この記事では、超がつくほど落ちこぼれだった僕が、どのようにして1年でセンター4割→8割(7科目)になったかをお話したいと思います。

 

僕は高校2年生まで成績は5段階中2だったり、授業中に先生の目を盗んで漫画を読んだりゲームをしたりするほど最悪な落ちこぼれ生徒でした。(当時ナルトにハマっていたのは秘密)

 

ですが、3年生の4月、「受験は全て暗記である」という強烈な一言が書いてある本を読んで衝撃を受け、それ以来自分の独自の勉強法を開発しながら受験勉強に真剣に取り組むようになりました。

 

そうしたら、3年生の4月~その次の年の1月までの間に、

 

・クラス40人中33位→10位

・通知表は2がほとんど→4か5のみに(5段階評価中)

・センター模試7科目40%→83%に

・第一志望の国立大学に合格

 

という圧倒的な結果を出せました。

 

 

ですが、僕は自分のことを特別だとは全く思っていません。本当にただのどこにでもいる人間、超落ちこぼれの、授業中ナルトを読むことしか考えていない生徒でした。

 

ですがこの方法を使えば、今どんなに落ちこぼれの人でも、センターの得点を最低でも10%、上手くいけば僕のように1年で40%も伸ばすことも可能です。

 

以下からお話する内容を読んで理解して、是非実践してみてください。即効的に効果が得られるものもあれば、長期的にじわじわと、確実に成績があがるものもあります。

 

 

とても長い文章ですので、早く「具体的な方法」を知りたい方は、目次から下の方まで飛んで読んでみてください。

 

ですが前半の「得点を上げるための考え方」の部分(1~7)を読んでおくと、勉強の質がガラリと変わるので前半部分も読むことを強くオススメします。

 

 

【受験は9割が暗記】

僕の受験勉強の信条として、「受験は9割が暗記」だと思っています。暗記、つまり丸覚えです。受験勉強の9割が、参考書の丸覚えをすればいいのです。

 

「いやいや、思考力が問われる問題があるでしょ。」

 

と思う人もいるかもしれませんが、よく考えてみてください。

 

例えば英語。英語は「文法」に始まり「単語」「熟語」などすべては暗記をすればできるようになります。

 

「exactly」=「正確に」

 

と覚えれば、この単語が長文に出てきたら読めるようになります。

 

SVCOの第5文型も、

 

S=主語

V=動詞

O=目的語

C=補語

 

と丸覚えするでしょうし、S(主語)となるのは「I」「 You」「He」「She」 などの単語。

と、これもまた暗記です。

 

その膨大な量の暗記を積み重ねた上に、テストの長文が読めるようになります。

 

理系科目も暗記?!

 「数学や理科系の科目は計算があるから暗記が9割ではない!」

 

と思う方もいるかもしれませんが、僕から言うと理系科目も暗記です。

 

計算というのは、必ず「解き方」があるわけで、その「解き方」はパターン化されています。問題ごとに変わるのは、1,2,3などの数値だけ。

 

人は「解き方」のパターンを沢山暗記して、それを無意識に様々に組み合わせて計算しているのです。

  

国語も暗記

「じゃあ国語系の科目はどうなのよ?」

 

と思う人がいるかもしれません。国語系の科目も、僕から言わせると暗記です。

 

一番わかりやすい例が、

 

「本が好きな人が現代文で得点を取れる」

 

というもの。普段から大量に本を読んでいる人は、無意識のうちに膨大な量の単語、文章の形式、表現の仕方、これらを暗記しています。

 

そして、テストの本番では、それらの膨大な量の文字の暗記のストックから無意識に照らし合わせて、

 

「ここではこのことが言いたいのだ。」

 

「この登場人物はここでこういう表現が使われているから、こういう心情なのだ。」

 

という答えが出てきます。

国語も実は「単語」、「文章の言い回し」などを大量に暗記していくことによって、頭の中に無意識に大量の情報が溜まっていき、実力がついていくのです。

 

5歳の時には「あるところに、おじいさんとおばあさんが...」と桃太郎の絵本しか読めなくても、10年かけてテレビ、新聞、ネット、人との会話などで大量に文字情報に触れることによって脳内に情報が暗記され、たいていの人は小説などの長文が自然に読めるようになっているのです。

 

「多くの人は丸覚えができていない」

 僕が思うに、多くの得点が上がらない受験生は、この「暗記」=「丸覚え」ができていないのです。

 

「いや、ちゃんと英単語とか毎日10個は覚えてるし」

 

と思う人もいるでしょう。ですが、僕から言わせてもらうとそれは「短期記憶」の状態になっています。

 

短期記憶とは?

短期記憶とは、その名の通り、短い時間しか覚えていられない記憶のこと。

 

例えば、「3日前の晩御飯を思い出してください」と言われて即答できるでしょうか?

 

大半の人は時間をかけて記憶をたぐりよせるけれども、思い出せないはずです。

 

これが、「短期記憶」

実は、多くの成績が上がらない受験生は、この「短期記憶」でしか記憶をできていないです。

 

「英単語を覚えたと思っても、実は3日前の晩御飯と同じような記憶のされ方をしている。」とも言えますね。

 

長期記憶を目指せ。

ではどうしたら、3日前の晩御飯のような短期記憶ではなく、ちゃんと受験で使える記憶になるのでしょう?

 

それは、「長期記憶」をしていくこと。にあります。

 

「長期記憶」とはその名の通り、「長期的に覚えている記憶」です。

 

例えば、自分の家の住所などはどうでしょう?

おそらく、瞬時に答えられて、書くこともできると思います。これは長い間何度も反復して記憶を思い出しているので、ずっと忘れることのない「長期記憶」になっているからです。

 

住所はよく考えてみると「漢字」「カタカナ」「数字」色々なものが複雑に混じっていますよね?

 

受験勉強に「日本の住所100個を答えよ」なんて問題があったら普通は覚えられないはずです。(まぁ気合いを入れれば覚えられなくもないが、、、)それくらい覚えにくいものなはずです。

 

ですが、自分の住所の場合は、様々な場所で何も見ずに書くことが多いので、「短期記憶」→「長期記憶」に脳内で変化し、例えそれがどんなに複雑な内容でも人はずっと記憶しておくことができるのです。

 

長期記憶をする具体的な方法

長期記憶をする具体的な方法は本当に沢山あるのですが、ここで3つの方法を紹介します。

 

【暗記法その1】

「覚える内容が多く、1つにまとめられる時は、まとめて覚えてしまう。」

 

例えば、地理の内容で、「面積が大きい国ベスト5を挙げてください。」と言われたら答えられますか?

 

たぶん、地理を受験科目として使っている人じゃないと、ロシア→カナダ→アメリカ、、、

3位まで出ればいい方です。

 

ですが、僕は国立大学に現役で合格したあの日から現在まで7年も経ちますが、未だに長期記憶できているので、即答できます。

 

ロシア

カナダ

アメリカ

中国

ブラジル

 

なぜ即答できるのか?

それは、この5つの国の頭文字を面積が大きい順にまとめて覚えているからです。

 

どういうことかというと、これらの国の頭文字をくっつけると以下のような感じになりますよね?

 

 

これ、並べてみるとなんだか文章に見えてきませんか?笑

 

口(くち)カア中(ちゅう)ブ

 

「くちかぁ」チューブ

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人の口を見て「口かぁ、、、」と思っていたら「いきなり口の中からチューブが出てきた」というイメージをするのです

 

そうすると、不思議なことに一発で面積が大きい国ベスト5が覚えられるはずです。

 

 

~この暗記法のポイント~

 

この暗記法にはいくつかのポイントがあります。

 

まず、「覚えたい内容をコンパクトにまとめていること」これは頭文字をくっつけたり、無理やり覚えたい内容同士をまとめて文章にしたりします。

 

次に、「インパクトがあるように(イメージしやすい)内容にする」

 

「くちかぁ」チューブ

 

というのは、インパクトがあります。普通口からチューブって出てこないですからね。人は、インパクトがあるものだと一発で覚えて、長期記憶してしまう脳を持っているのです。

 

それを上手く使います。

 

「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」なんていうのもそうですよね。

イメージがしやすく、言葉にしやすくインパクトがあるので、多くの人はこのゴロを忘れません。

 

今回はたまたま地理を題材にしましたが、国数英理社でも使えます。

 

「どうしたら覚えたい内容をコンパクトにまとめられるか?」

 

「どうしたら覚えたい内容にインパクトをつけられるか?」

 

▲この2つの質問超大事なので、他のことは全部忘れてもいいのでこれだけはメモしておいてください。この2つの質問があったから僕はセンター40%→80%にいったようなものです。

 

この2つの質問を自分で考えながら勉強してみてください。

これ、一度ハマりだすと結構楽しんですよ^^

記憶がちゃんとストックされていくのがわかるし、テストに出てきたら100%の自信を持って答えられるので。

 

【暗記法その2】

次の暗記法は、とても簡単です。簡単なのに、多くの受験生はなぜかやっていない暗記法です。

 

それは、

 

「何も見ずに、今日やった勉強内容を思い出す」

 

これだけ。

 

もう一回言います。

 

「何も見ずに、今日やった勉強内容を思い出す」

 

これだけです。

 

これだけのことなのに、これをしていない受験生が実に多い。

受験生の多くは、教科書、参考書、問題の解説、単語帳、先生の解説、などなど、常に外側から勉強する(暗記する)内容をシャワーのように浴び続けています。

 

で、これが当たり前なので、いざ「何も見ずに記憶を思い出す」ということをほとんどしないのです。

 

人間の脳は不思議なもので、参考書を見ながら勉強をしていると、

 

「暗記したつもり(長期記憶したつもり)」

 

になってしまいます。フタを開けてみると、短期記憶で次の日にはほとんど忘れてしまっているというのに。。。

 

 

実際、今日はどんな勉強をしたか何も見ずに思い出してみてください。

 

「今日は英語を勉強して、、、」

 

ここまでは誰でもできます。

 

「単語をいくつか覚えた。。。」

 

ここまでも思い出せます。

 

「○○という単語を覚えた、、、あれ、なんて意味だったっけ?」

 

ほら、こんな感じで意外と忘れてしまっていませんか?

もしポンポンと記憶を思い出せたら、それは長期記憶を意識して勉強できている証拠です。

 

ですが、あまり記憶を思い出せないのであれば、ちょっと言い方はキツイですが、今日やったあなたの勉強はほとんど得点に結びつかないでしょう。

 

今日勉強した内容を、すぐに忘れてしまっているから。

 

 

だから積極的に、「何も見ずに今日やった内容を思い出す」という時間を作ってみてください。

 

電車に乗っている時

歩いている時

授業のふとした瞬間

お風呂に入っている時

寝る前

 

なにも道具を使う必要がないので、いつでもこの暗記法はできると思います。

 

参考書の問題を10ページ解くよりも、自分が勉強した内容を何も見ずに1つ思い出す方が、長期記憶になります。

 

 

記憶を思い出す=「想起」する

 

この瞬間に人の脳内では、「短期記憶のタンス」に入っていた内容が、「長期記憶のタンス」へと移行します。

 

想起することは長期記憶をする上でとても大切なことなのです。

 

お金もかからなければ人の手を借りることもないこの暗記法。良いと思ったら早速今日からやってみてください。実践していると、「毎日しっかり得点を上げる勉強をしている感覚」になりますよ^^

 

【暗記法その3】

これは、あるツールを使った暗記法です。

 

ですが、誰でも手に入れられるし、100円もあれば大丈夫です。

この暗記法をしたことによって、僕は勉強が更に楽しく、長期記憶をレンガのように積み重ねていっている感覚になりました。

 

あるツールとは、

 

「自由帳」

です。

(自由帳の写真を入れる)

 

小学校の時によく使っていたアレです。

ジャポニカ学習帳です。

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 これが僕が受験の時、とてつもない効果を発揮しました。

 

なぜ自由帳がいいのかというと、自由帳って白紙ですよね?普通のノートのように線が引いていないはずです。これがとてもいいんです。

 

多くの受験生がノートを取る時に陥りがちなのは、「ノートの線を上手くつかいながら、綺麗にノートをまとめること」これをしてしまいがちです。

 

「ノートがすごい綺麗なのになぜかテストの点数が悪い人」

 

と聞いて、「あ、あの人だ。。。」と思い浮かぶ人がいるかもしれません。

 

 

僕から言わせれば、ノートを取ることで一番大切なのは綺麗にまとめることではなく、「長期記憶すること」=「テスト本番まで2度と忘れない暗記をすること」です。

 

綺麗さなんてものはどうだっていい。

覚えられさえすればいいんです。覚えさえすれば。

ノートはテストに持ち込めないのだから。

 

だから自由帳を使います。

自由帳には「線の中に収める」という制限が一切ないので、そういった「無駄なこと」を考えずに済みます。

 

暗記することに集中できるのです。

 

そして、僕の場合、国数英理社全ての内容1冊のノートにぶちこんでしまいます。これがまたすごい効果的なんです。

 

例えば、

amuse …を楽しませる

inclined 傾いている,傾向がある 

melt 溶ける,…を溶かす

appointment 約束

nthusiasm 情熱,熱意

とただ英単語が並んでいるノートより、

ごちゃまぜになっている方が「1つ1つの暗記内容が独立している感じがして」覚えやすくないですか?▼ 

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 ※「口カア中ブ」も再び登場

 

人の脳って、同じ種類のものを大量に見続けると飽きる傾向があります。

 

逆に、違う種類のものがごちゃまぜになっている方が、飽きにくいという傾向があります。

 

テレビのバラエティ番組をイメージしてみてください。

バラエティ番組では、番組の放送中様々なゲスト、クイズ、トーク、VTR、音楽、テロップなど、バラエティという名そのままに、「様々な種類の情報がごちゃまぜになって1つのバラエティ番組」というようになっています。

 

だから思わず見てしまうし、気づいたら番組の最後まで見ていたりするのです。

 

これを自分の勉強にも取り入れるのです。

勉強は、バラエティ番組と比べると、超つまらないですよね。実際つまらなくないですか?

 

バラエティ番組の面白さが「天国」とすると、勉強は「地獄」くらい面白さが違います。

 

勉強は地獄レベルに面白くなくて地味です。

だから、自分の工夫天国に、バラエティ番組のように脚色してあげるのです。

 

そうすることによって、1つ1つの暗記内容にインパクトがつき(暗記の方法その1)、覚えやすくなるのです。

 

そのために自由帳を使うのです。先ほどの僕が書いた画像を見てください。▼

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 これは国語、英語、数学、理科、社会全ての科目を1つの自由帳のページ書きなぐったものです。こんなに汚くていいんです。(もっと汚くていいです)

 

ポイントは、絵や図をたくさん入れたり、なるべくインパクトがつくようにすること。

また、文字を丸で囲って、丸と丸をつなげるように書くと長期記憶しやすいです。

 

綺麗に書くためにノートを使うのではなく、

覚えるため、長期記憶をするために自由帳を使ってください

 

ほんとに覚えたい内容をどんどん書き込んでいってください。そして定期的に見返すのです。さらに、この自由帳の内容も、【暗記方その2】のように「何も見ずに思い出してみる」のです。

 

日本の芸術家岡本太郎はかつて言いました。

 

芸術は爆発だ。

 

と。

 

あえていいます。

 

勉強も爆発だ。 

 

もっとフリーに、形式にとらわれず、長期記憶をすることだけ意識して勉強してみてください。

 

終わりに...

僕が使っていた暗記法は、

 

「テスト本番まで一度記憶したことを忘れないようにするには?」

 

という質問から「全て」生まれています。

 

なので、この記事を偶然目にしたあなたは、この

 

「テスト本番まで一度記憶したことを忘れないようにするには?」

 

ということを自問自答しながら勉強をしてみてください。

考えすぎて勉強しなくなるのは禁物です。勉強量は減らさないでください。減らすと点数が上がりません。

 

「こうやったら長期記憶ができるかも?」と思いついたら、すぐそのやり方で勉強してみてください。

 

思いついたらその暗記法で勉強してみる。

「テスト本番まで一度記憶したことを忘れないようにするには?」

 

思いついたら勉強してみる

思いついたら勉強してみる

 

この「長期記憶をするやり方を考えては勉強して実践する」の繰り返しの数が多ければ多いほど、模試やセンター試験本番の点数が上がっていきます。

 

受験生、勉強は楽しいぞ

勉強というのは僕は、「自分を知る作業」 だと思っています。 自分自身のことを勉強を通して知っていくのです。

 

自分の弱さと向き合わなければいけない時もあるでしょう。

 

でも、そうやって向き合っていくと、実はどんどん勉強が楽しくなっていくのです。

僕は自分自身と向き合っていった結果、この「長期記憶をする」という考えにたどり着いたのです。

 

そして、このやり方を実践していったら、確実に記憶が積み重なっていくので、テストが楽しくなります。テスト返却が楽しみになるのです。(ちょっと異常?)

 

それくらい、たった一工夫すれば、勉強は楽しいものなのです。

 

是非、「受験」や「勉強」を敵対視せずに、自分と向き合うためのツールや、「味方」だと思って関わってみてください。きっと何かしらの変化があると思いますよ。

 

では、ここまで長い文章を読んでくれてありがとうございました。

皆さんの受験生活、そして青春に幸あれ♪

 

▲冒頭に出てきた、「受験は全て暗記である」ということを教えてくれた参考書。世界史の参考書ですが、僕の記事をここまで読んでくれた方なら誰でも参考になると思います。

 

▲この本も暗記法の基礎を学べるからオススメです。